世界一周、最終回。
旅にトラブルは付き物だが、最後の最後にやってしまった。
まさか最後に、この旅一番きつい旅程になるとは。。
15世紀に造られたインカ帝国のマチュピチュは想像より大秘境!
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世界一周最後に訪れたクスコの街。
日本へ航空チケットも買い、最後の観光マチュピチュも終え、宿のテラスで黄昏る。
あとは、帰るだけ。
(クスコでの写真たち)
日本を発ち、1年間、40ヵ国の旅路。
振り返るといろんなトラブルがあった。
イランで電子機器全部盗まれたり、チェコの路上両替で違う国の紙幣渡されて騙されたり、
アフリカでは国境での賄賂、路上で新しく買った一眼盗まれたり、危険都市で夜中に着いて恐怖したり
PC2台目も壊れてネット環境無くなったり。兎に角、危険な目に遭わずに無事であることが何よりである。
数々の感動の景色が世界中にあった。
ヒマラヤのトレッキングで見た大感動の景色。
サハラ砂漠の絶景に沈む美しい夕陽。
【絶景】 サハラ砂漠の感動の絶景 ~美しすぎる朝陽夕陽の瞬間~
アフリカの離島で見た大自然のバオバブの巨木。
【マラウイ湖の離島】超巨大バオバブの木を横目に通学する子供たち。~リコマ島~
幻想的なウユニ塩湖の宇宙のような景色。
【世界一の絶景】360°鏡張りウユニ塩湖絶景集。5月なのに鏡張りも、塩の大地も見れた!
鳥肌が立つほどの感動の景色が、この世にはいっぱいある。
イスラエル自治区での現実や、東南アジアやアフリカでは貧困も目の当たりにした。
人間の負の遺産、鳥籠と呼ばれるパレスチナ自治区に訪れて感じたこと。~ イスラエル ~
時には、なぜ自分が旅をしているのか考えすぎて自己嫌悪するときもある。
振り返ると、長い、長い旅だったように感じる。
日本一周(自転車)と世界一周は、
僕の中では合わせて1つの旅だと考えていたから計2年ほど彷徨っていた。
この2つを達成するのは自分には無理だと思ったからこそ目標にし、もしゴールに辿り着けば何か壁を越えられるんじゃないかと思っていたが
そんなことはない。やってみたらそんな難しいことではないと、すぐにわかった。
2年間もふらつき、何かが出来るようになったわけではない。
一体、何千回、何万回、なんで旅をしているのだろう、と思ったことだろうか。
結局、最後まで確信的な答えは出なかった。
いや、答えを出すことに意味はないと、途中から割り切っていたのかもしれない。
ただ、なぜ旅をしているか、景色を変えながら考えることに意味があると思っていた。
人生に答えが無いように、旅にも答えがないのは当たり前か。
最後だからと言って、
旅が好きだ。とか、旅は贅沢だ。とか
綺麗にまとめるつもりはない。(いや、あとで違う記事でまとめる)
素直に思ったことを書く。
今回の旅に未練はなく、清々しく終える気持ちである。
なぜなら、「飽き」が多少なりともあると実感しているからだ。
ここペルーで終えようと思ったのは、この先感動の景色があったとして
それを最大限に味わえるかと言われると、そうは思わない。
次、また来たときに新鮮な気持ちでその景色に感動したいのである。
だらだら旅をして、なんとなく感動するのは勿体ない。(充分だらだらしてたけど笑。経験したからこそ思う。)
非日常の旅は、繰り返していくと、日常に近づいていく。
その代わり、今までの日常は、非日常に変わっていくのである。
今は日本での非日常の楽しみが3割。そして、不安が7割!
帰国後、写真個展をやるということと(初心者ながら実際に行った。「旅する世界」 逸見秀幸 写真個展 当日の会場風景をまとめました。)
カメラを使う仕事に就こう。と決めていたが、不安は大きかった。(実際、カメラ使うブライダル映像の仕事に就いた。)
大学を卒業して、こうやって2年旅していたため、もしそのカメラの仕事がだめだったら、一体どうするんだと。
ただ、「やりたい」というのと「やるしかない」ことは間違いなかったから、不安を持ちつつ
日本に帰ったら、それをやるつもりでいた。
クスコから空港のある首都リマへ、バスで24時間かかる道を、そんなことを考えながら向かった。
24時間のバス移動はなかなかしんどい。
バスターミナルから、タクシーで直接空港に向かい、チケットを見せると
「予約されていません」と言われた。
何かの冗談かと思ったが、どうやら本当らしい。
問題なのは、自分にネット環境が無いということである。(PCも携帯も旅中盗まれた)
僕は、他の空港にいる人に声を掛けて事情を説明し、自分のメールをチェックしてみると
「クレジットカード決済にエラーが発生して、予約できませんでした」というメールが来ていたのを、見逃していたらしい。
旅にトラブルはつきもの、最後までやってくれるなあと思いつつ。
まあ、空港だし航空会社の窓口で直接航空券買えるやろと思って聞いてみると、どこも値段が高すぎる。
予約していた便のキャンセルが出るか待ってみたが、それも無し。
ネット環境無し、お金もそんな無い、クレジットカードが正常に使えるかわからない、空港ではチケット買えない。
移動の疲れもあり、途方に暮れる。僕は荒技に出た。
他の人の携帯を借り、スカイスキャナー(格安航空系予約サイト)で安いチケットを探し、その場で予約する。
貸す方からしたら迷惑極まりないが、なかなかに必死だった僕はそれを実行した。
優しそうな人に声を掛け、事情を説明すると案の定紳士的な人で、快く使わせてくれた。
一番近くて安い航空券。
次の日出発、3回乗り換え、30時間以上の旅程。。。仕方ない。
クレジットカードを入力するが、うまくいかない。
1枚目ぼつ、2枚目ぼつ、3枚目最後の砦のクレジットカードが機能を果たしてくれ予約完了。
借りた携帯の予約画面を写真に撮り、ノートに書き写す。
24時間バス移動し、空港で1泊2日、そして30時間以上のフライトでやっと、、、日本へ。
丸3日、72時間以上かけての移動は今までの旅で一番きつかった。
なんせ、ネットもないからやることがない。
日本に着くと、「おかえりなさい」の日本語表記が染みる。
まず日本に帰ってきてビックリしたのは、どこを見ても綺麗だということ。
そして電車からの風景を見て、建物が高いことに驚いた。まるでド田舎者のように「都会だなあ」と。
一番喰いたいのは、うどん。
「ただいま」、家に着いたときに言った言葉が、自分でも久しぶりに発した言葉だということに気付いた。
帰れる家があり、家族にも温かく迎えてもらい、あったかい風呂に入り、美味しい鍋と締めのうどんを食べて。
幸せの極みである。
これにて、世界一周の旅路は完結。
めでたし、めでたし。この後、世界一周のまとめ記事も少し書きます~
と言いたいところだが
旅の終わりは、旅の始まりという言葉がある。
追憶記として書いていたために、タイムラグがあるのだが。
(旅の途中でPCやら盗まれて、更新に遅れが。。)
この3年後、再び僕は、中南米縦断の旅に出ることとなる。
中南米縦断の旅計画。From メキシコ to 南極大陸 旅ルートと予算。
今回の旅の続きと言っても過言ではない。
映像撮影編集も学び、今回は撮影に専念した旅にしようかと思っている。
4K映像を現地で編集しながらアップできたら良いなと。ドローン映像も撮影予定。
この旅の続きを、映像やブログで引き続き自分の旅を伝えたいと思っている。
終えたあとは、また個展を開く予定。
旅の続きを見たい方は、是非TwitterやFacebookでも発信してますのでご覧ください!
では、引き続きお楽しみに!!!
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