44ヵ国目、ベネズエラ。
地球最後の秘境と言われるギアナ高地に、辿り着いた。
エンジェルフォールに辿り着くまでの秘境感は、旅のなかでも随一。
ドローン映像は必見。
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僕は今、地球最後の秘境ギアナ高地の大自然にいる。
(エンジェルフォールの拠点プエルトオルダスからボートでいける滝)
ベネズエラに行く話をすると、大体の旅人に心配された。
なぜなら、最近ベネズエラは南米でも特に治安が悪いと評判だからである。
実際、今ままでの治安の悪さとは異質で最悪に感じる。
※後記事で、『今、ベネズエラにバックパッカーで行くのが危険な理由』を更新します。
ベネズエラは約2週間、エンジェルフォールとロライマトレッキング(テーブルマウンテン)のツアーに参加する。
ベネズエラのツアーに誘ってくれた同い年の日本人(通称マイケル)と一緒である。
彼は、前回自分が世界一周した同時期に(大学卒業後)世界一周をしていて、
そして今回中南米縦断の時期もルートもほとんど一緒で
とてもマッチョで、ゴリゴリの関西弁で、筋肉について語りだすと止まらないやつである。
実はこの事件の重要証言をしてくれた恩人でもある。
首都カラカスから、15人ほど乗れる小型旅客機に乗ってジャングルを見下ろしながら
プエルトオルダスへ着くと、そこは大自然のど真ん中。
空港は、田舎のバスターミナルほどの大きさ、荷物が出てくるコンベアは小さい回転寿司屋ほどの長さで、
異常に早いスピードで出てくる。
エンジェルフォールに向かう、おんぼろボートに乗って移動すると、すぐに
このあと絶景が広がっていることが5感に伝わってきて、一気に高揚感が湧いてくる。
44ヵ国旅してきたが、この秘境感は味わったことがない。
たまに大量の水が飛んでくるボートから下を眺めると橙色に澄んだ川
左右には、どこまでも続く綺麗な緑のジャングル
上を見上げれば清き青空
前を見れば、圧倒的存在感を放つテーブルマウンテンが見える。
RPGで言えば、ラスボスステージに向かうような感覚である。
ベネズエラに来て良かった、と既に感じさせてくれると同時に
久しぶりに旅をしている感が全身を伝ってくる。映像を見てもらえれば、その雰囲気をさらに感じてもらえると思う。
澄んだ川に、テーブルマウンテンが波を打ちながら反射して美しい。
ボートから上陸すると、2時間ほどトレッキングをして、エンジェルフォールへ。
トレッキングは500mほど滑らかに上がり、それほどきつくはない。大自然のマイナスイオンを感じながら登っていく。
そこから落差979mのエンジェルフォールを眺めるのである。
ポイントに辿り着くと、一気に視界が広がり、大自然にそびえたつエンジェルフォールが姿を現す。
これぞ、秘境中の秘境。
世界一、美しい滝。エンジェルフォール。
約1000mの断崖絶壁から大自然に絶え間なく降り注ぐ、神秘の滝。
次第に水蒸気のシャワーに変わり、ゆらり風に揺られる景色は、まるで炎を見ているように常に表情を変えるから飽きない。
(ドローンで空撮したエンジェルフォールの反対側の景色。)
この大自然の川を、ボートで来たかと思うと信じがたい光景である。
ドローンで撮影してみたものの、景色が広大すぎるために、なかなか遠くへ飛ばしても景色が変わらないのである!
地球最後の秘境に自分が立っていて、神秘の滝を見ていることが信じられない。
テレビで何回か見たことはあるが、ここまでの秘境に自分が来ることは無いと思っていた。
しかし、来てしまったのである。
背景が曇っているエンジェルフォールは、より神妙感が増して美しい。
到着する3時ぐらいからだと、逆光になるから若干撮りにくい。
夜、川辺に1人星を撮影しに行ってみると、残念ながら曇っていたが
暗雲とした秘境の夜景は、雰囲気があったから、試しに撮ってみた。
(宿泊近くの川辺と乗ってきたボート)
月明りの中、この秘境の川で、裸になり頭を突っ込んで身体を洗うのは最高。
宿は、廃墟のような場所にハンモックが張ってあるだけ。地面には見たことないような巨大なアリが無数に列を作っていて
足元からたくさん這い上がり、噛んでくる。わりと痛いのだが払ってもなかなか離れてくれない。
アリだけでなく、触ったら何かありそうな昆虫がとにかくたくさん。
「地球最後の秘境」の名に引けをとらない、絶景が広がるギアナ高地。
このあとは、更なる感動の絶景が広がっていた「ロライマトレッキング」へ。(テーブルマウンテン)
5泊6日のトレッキングでは、人生屈指の壮絶なる絶景が待っていた。
【エンジェルフォールの絶景映像はこちら。】
ドローン映像は必見。
次回
『 地球最後の秘境ギアナ高地の大絶景
5泊6日のロライマトレッキング ~ ベネズエラ ~ part①』
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