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世界三大宗教の聖地 イスラエル 嘆きの壁

 

 

 

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ユダヤ教徒の聖地 「嘆きの壁」

なぜ、聖地なのに人々は嘆き悲しんでいるのだろう。

なぜ、宗教の聖地がいくつもこの地にはあるのだろうか

 

 

 

手前に見える壁が、ユダヤ教徒の聖地、嘆きの壁

奥の黄金色のドームが、イスラム教徒の聖地

キリスト教徒の聖地も歩いて数分

 

 

世界三大宗教の聖地が密集している。

 

 

カオスな状況に思えるかもしれないが、そんなに難しいことではない。

3宗教とも、信じる神は同じ。

そもそも、イスラム教も、キリスト教もユダヤ教から派生した宗教なのだから

聖地が同じ場所になるのは、それほどおかしなことではない。

争いも起きるわけである。

 

 

 

 

ユダヤ教徒の聖地 「嘆きの壁」

かつて、彼らにとって最も神聖な建物であったエルサレム神殿がここにあったのだが

東ローマ帝国の侵攻によって破壊されてしまった。

 

その際に、残った西壁の部分が、現在 「嘆きの壁」 と呼ばれている。

 

誰だって、人生の中で大切なものを壊されたら

怒り嘆くものである。

ユダヤ教聖地の復活、悲しみの思いを込めて

彼らはその壁に向かって祈りを捧げているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

信仰心の強さが、彼らの格好から大体わかる

黒でか帽子、もみあげ凄く長い、全身黒い

奇抜な格好だから、一目でわかる。

おそらく、小さいころから神学校に通い

祈ることが仕事のユダヤ教徒の方であろう

 

 

壁の隙間には、祈り、願いが書かれた 紙が挟まれている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 男性側と、女性側に分かれている。

 

 

 

 各聖地への入口には

金属探知機や、ボディチェックが行われるほど厳重態勢だが

もし、どれかが破壊されたら大戦争になってしまうんではないかという危うさを感じる

 

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、3宗教あわせておよそ35億人の信者の「聖地」である。

それだけ世界的に、このエルサレムという街は重要な場所なのだ。

 

 

しかし、こうやって

キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地が

実際に共存している、というのは長い年月をかけて、戦争をして、たどり着いた形でも

あるのかもしれない。

 

 

イスラエル。

世界の縮図と言われるだけあって、現状を理解するのに時間が必要そうに思えた。

パレスチナ自治区(巨大な鳥籠)を訪れたときも、実際なぜ、このような事(差別)が起きているのわからなかった。(後記事)

人間が、同じ人間を大きな壁で鳥籠のように閉じ込め続けているのは、なぜだろうか。

なぜ、かわからない。

そんな自分がいかに無知で、世界を知らないのだろう、と思い知った。

 それとも、自分が思っている以上に

この世界は、弱肉強食の世界なのだろうか。

 ただ、それだけなのかもしれない。

 

ますます、よくわからなくなってきた。

いや、わかるはずないか。

世界の縮図をたった数日見て感じて、わかるはずないのである。

 

 

 

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