【南極旅章No.1】人生で最も優雅な旅「12日間の南極船旅」の始まり、中南米縦断旅のゴール地点。

 

中南米縦断旅のゴールとして、訪れた「南極」

巨大氷河、ペンギンの大群、何十頭も見たクジラ、世界の果ての風景。

その風景は、今まで訪れた各国のどの景色にも似つかない、まさに異世界

訪れる人も少ないであろう、「南極」の景色をたくさんの写真、映像と共に是非とも共有したいと思う。

計三章で南極旅をまとめてみた。

第一章は「南極船旅の様子」

第二章は「南極の動物」

第三章は「南極の氷河」

 

記事最後に南極の絶景映像有り。

 


 

Contents

〇〇万円の南極圏突入ツアー!

 

2月末、南米大陸の端っこ。

アルゼンチン南端の街ウシュアイアから、旅船に乗って、南極へ行くことが決まった。

南極旅には様々なコースがあり、一週間のものもあれば、長期間のものもある。勿論、長い程高値である。

僕は、南極圏に突入できる12日間のツアーで申し込んだ。

自分でも驚く程高額だったのだが・・・(以下値段暴露。)

 

 

(乗船した200人乗りの大型客船。)

 

多くの旅人が南極へ行かない理由は1つ。べらぼうに高いからだ。

去年までの情報では、10日程のツアーが、ラストミニッツで40万と聞いた。

(ラストミニッツとは、出航ギリギリで空席がある場合に、大幅に値引きされる直前格安販売のこと)

年々値が上がっていて、下がることはないと言われている。

理由としては、地球温暖化による氷河減少。いつまでも見られる景色とは限らず、希少価値が上がっている。

中国人裕福層に人気。などいろいろな説がある。

旅行会社としては、値段を上げても上げても席が埋まるわけである。

 

 

南極を中南米縦断のゴールとして設定したものの。

40万だったら行く。60万だったら悩む。それぐらいの感覚でラストミニッツを探していた。

ラストミニッツ情報を発信している旅行会社に問い合わせると、

メーリングリストに追加され一早く情報をGETできる。

旅程、行きたいツアー、金額を見て、コレだと思ったときに即刻申し込むのである。

悩む時間は無い。すぐに申し込まないと、他の人に取られてしまうから。

そして、悩ましいラストミニッツ情報を掴んだ。その内容は・・・

 

 

 

12日間で70万。南極圏突入できるツアー!!!

予想より20万ほど高い・・・

(※日本からツアーに申し込むと150~200万)

 

 

実は、旅中に出逢った南極に行きたい日本人旅人3人と出逢い情報を共有していたのだが。

彼らとのタイミングも空席状況など条件はバッチリ。

ただただ、高い。

南極ツアーは、おおよそ12月~3月の夏でないと旅船が通行できない。

これを逃すと、残り少ないラストミニッツを掴めるか確証はない。

そして、これ以降値段が下がることはない。

 

 

 

これしかない!!!

 

クレジットカード1枚の上限額と、もう1枚を使って払った。

あぁあー。帰国したら残金ほぼ0。

70万あったら、半年旅できるんだけどねぇ。しょうがないよねぇ。南極だもん。

意地というか、半分やけくそ。南極行きが決定した。

 

 

豪華な南極客船、船内の様子

 

 

マイルーム。

二人部屋で、メキシコで出逢った100ヵ国ほど旅をしている強者日本人と同部屋。

船内にいる時間も長いから、撮影したデータをゆっくり編集できるわけである。

(船内では、南極の生態についての講義や、映画鑑賞など、様々なプログラムが有り自由参加できる)

 

 

 

シャワーもトイレも文句無し。

 

 

 

 

 

客船の操縦室

ちなみに200人乗船している客層は、インド、中国、欧米の富裕層といった感じ。

内、日本人は10人。ジーパンも襟付きシャツも持っていない僕は、見た目最下層。そしてかなり若い部類に入る。

 

 

 

良いカメラ持ってる人いっぱい。流石南極。

そういやドローン飛ばして、めっちゃ怒られてるマレーシア人いたなぁ。

南極では、ドローン飛行禁止。

まあ、僕のドローンはウユニで死んだのだけども。。

 

 

持ち込んだスナック&酒。

結果、飯も充実してたし、ディナーで酒飲み放題なんで、そんなに必要なかった!

 

 

 

いよいよ出航!!!

まず、最初の2~3日は

世界で最も荒れる海域の一つ、ドレーク海峡を越えなければならず、ひたすら船内。

乗り物酔いに強い自分でも、かなりしんどい。飯もほとんど食えず、グラスの飲み物こぼれるわ、皿割れるわ

机の荷物落ちるわ、真っ直ぐ歩けないわで、流石南極は簡単には着かないわけである。

 

 

さすが70万円!充実しすぎなバイキング&コース料理&酒飲み放題

 

船内で驚いたのは、朝・昼・夜飯の充実さ。

さすが70万・・・!!!

 

 

朝飯バイキング。

パン、シリアル、おかず、果物、飲み物、選びたい放題。

世界各国の人が来ているから、かなりバリエーション豊富。

 

 

 

 

 

お気に入りの朝食セット。

 

 

 

 

 

ランチも選び放題バイキング!

 

 

一番の楽しみはディナー!

高級レストランのようなコースメニュー。勿論お酒も飲み放題。

料理に合ったワインを選んでくれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、旅の最後のご褒美。まさにボーナスステージ!

しかし、70万を12日で割ると、現実にもどる。

1日、5万8千円払っているわけである!!!

南極楽しんで、良いもん撮って、美味しい飯食って、酒飲まなければ!!!

 

 

初氷河のお出まし

 

船内にアナウンスが流れる。

南極船旅初の、氷河のお出まし。

 

 

 

 

 

海に、突然ズドーンと巨大氷河出没。

異世界への入り口に来た気がする。後に、この程度の氷河はいくらでも見れると知るのだが。

 

 

南極で迎える誕生日。そして南極圏へ

 

そして迎えた3月2日。

南極で誕生日を迎える、というこの旅の1つの目標が叶った。

ディナー中、船員がサプライズでハッピーバスデーソングを歌ってくれ、ケーキを届けてくれた。

目立つのは嫌いな性分だが、そこそこ控えめなサプライズで嬉しい。

200人もいるから、ほぼ毎日ハッピーバースデーの歌が響くので大体わかっていたが(笑

 

食後も、日本の旅行者達が一緒に飲んでくれ、無事に南極で楽しい誕生日を迎えることができた。

 

 

世界一周のときの誕生日とは、大違いだ・・・

 

 

南極圏突入の瞬間には、全員でカウントダウン。

 

 

実際に、南極というゴールを迎えて、南極圏に入ってみると

自然とまた1つの目標ができる。

次は「北極圏」・・・!!!

 

 

 

 

 

氷河を眺めながら、美味しいディナーと酒。

 

 

 

氷河を眺めながら外でランチ。こんな豪華な旅は初めてだ。

インドで貧乏旅をしていたときは数十円のボッタクリを気にしていたのに、今は70万の豪華客船に乗っている。

いろんな旅ができるようになったんだなぁ。。にしても、我ながら70万は奮発しすぎたなぁ。。

しかし、後にある瞬間を見て、そんな思いは吹っ飛ぶ。

 

 

 

ゴムボート(ゾディアック)で南極探索

 

南極のツアーはもちろん、客船から景色を望むだけではない。

ゴムボードで海を周遊し、南極の動物たちを間近で見たり、様々な島に上陸することもできる。

いろんな種類のクジラ、ペンギン、シャチ、アザラシ、オットセイ等々、動物好きには天国。

まずは、ゴムボートや客船からの景色を。

 

 

 

 

上陸スタイルに着替えて、ゴムボートヘ!

 

 

 

 

 

ちなみに、訪れたときの気温は平均マイナス0°ぐらい。

風は冷たいが、思ったよりは寒くない。

もっと内陸だったり、冬だと激寒だが、夏のツアーで訪れるぐらいなら全然大丈夫。

南極の海へ飛び込むプログラムもある。勿論参加したが、飛び込んだとき冷たくて心臓止まるかと思った(笑

そのあとはテキーラが用意されていて、クイっと飲んで身体を温めるのである。

 

 

 

 

 

氷河をかき分けてゴムボードで進んだり

 

 

 

氷河に覆われた山を眺めたり

 

 

 

 

 

巨大氷河に接近したり

 

 

 

氷河で寝ているアザラシを発見したり

 

 

 

巨大なクジラを間近で眺めたり。

 

 

 

島に行き来するペンギンを見たり

 

 

 

 

 

泳いでるアシカもあちこち。

 

 

 

沈没船を見たり

 

 

 

船から、朝陽夕陽を眺めたり。

 

 

 

 

 

(南極氷河を拾って飲むウィスキー。)

 

ああ、なんて優雅な旅だ。

おっさんになっても、こんな感動味わいたいなあー

次章は、南極の動物!

 

【南極旅の絶景映像、是非ごらんください。】

 

※出版した「絶景大陸」にも南極の映像が収録されています。

次回

『【南極旅章No.2】70万が吹っ飛んだ感動の瞬間。

5m先に突如現れた巨大クジラ&南極ペンギンパラダイス

 

 

 

 

 

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絶景ビデオグラファーHENMI

世界70ヵ国以上を旅しながら絶景を撮影するビデオグラファー (ウユニ1ヵ月撮影 / 南極 / 映像出版 / 世界一周 / 自転車日本一周 / ドローン / タイムラプス / 4K ) 日本では主にウェディング映像を撮影するカメラマン

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