遂に、テーブルマウンテンの頂上へ。
そこには地球最後の秘境にふさわしい、大雲海の絶景が待っていた。
人生のなかでも随一の感動の景色。
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やっと、頂上に辿り着いた。
ここはまさに地球の果て。異世界。
想像していた景色とは異なり、驚いた。
ピンと張りつめたような静寂。
旅行者も少なく、一面異世界にポツンと僕ら人間が立っている。
「ヤッホー!」と叫びたいところだが、それをするとガイドやポーターに怒られる。
叫び声は、雨雲を呼ぶという言い伝えがあるらしい。
他に、お尻を出してケツを振ると晴れる、という言い伝えもある。
もっと平らな頂上かと思ったが、実際は岩場の凹凸が激しい。
奇石がそこら中にあるがわりと歩きやすい。
岩場の窪み、洞窟のような場所にテントを張り、そこを拠点に動くのだが
ガイドと共に移動しないとすぐ迷子になりそう。
異世界の大地を歩き進むと、ついに頂上からパノラマを見下ろせる断崖絶壁に辿り着く。
その景色を見たとき、久しぶりに心が震えあがり鳥肌が立った。
絶え間なく、形を変えるロライマの大雲海。
絶景中の絶景!!!!!
(1歩間違えたら死ぬ。)
ここまで辿り着いても、この景色を見れないものもいる。
この雲海の絶景を見れたのは、かなりラッキーだ。
まさに奇跡の絶景である。いつまでも見ていられる。
本当に、この感覚は久しぶりだった。
旅の初心に戻ったように、絶景に感動する。
絶景は、ここまで辿り着いた旅路を肯定してくれるのである。
ロライマの意味は現地語で「偉大」という意味。
この偉大なる絶景は、人生で感動した景色のなかでも随一。
この絶景で、ドローンを飛ばす。
それはもう、言わずもがな絶景映像である。
【ロライマトレッキング絶景映像は↓より】
ドローンを撮影して、よいしょ、と立ち上がった瞬間
僕は、肝を冷やした。
なんと、猛毒のタランチュラが座ってた場所のすぐ10cmほど隣にのそのそ歩いていたのである!
(驚きすぎて、撮ってない)
もし噛まれたら、最悪死んでたかも。。
ベネズエラでは病院もあてにならないし、ロライマからだとかなり距離がある。
恐ろしい。。
ちなみに、見れはしなかったが、このロライマで一番大きな生物は「アリクイ」らしい。
飛べない極小カエルがいたり、花木も大体見たことないような種類でロライマ独特の生体が広がっている。
こんなに無造作に動きまわる雲は見たことがない。
滅多に見れないブロッケン現象まで。(見る人の陰に円形の虹がかかる)
最高の大雲海は見れたが、満点の星空と、夕陽は雲に覆われ見ることができなかった。
ただ、大雲海を見れただけでも大満足。
頂上の異世界を発ち、1泊2日かけて街へ戻る。
ロライマのテーブルマウンテンを振り返ると、あの頂上にいたことがまるで夢だったかのように思える。
地球最後の秘境ギアナ高地。
想像以上の絶景が広がっていたエンジェルフォールとロライマ。
2週間のベネズエラの旅は、一生忘れることのない旅路である。
次記事では、ベネズエラに実際に訪れてみて、現在バックパッカーで行くのは危険だと感じたため
経験したことや、現地在住日本人の話、周りで訪れた旅人の話をまとめてみました。
次回
『【旅情報】今、ベネズエラにバックパッカーで
行くのが危険な理由。 』
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