最新の記事はこちら
旅のハイライトはこちら
「死海」
一度は聞いたことのある海、死海。
イスラエルと隣国ヨルダンにかけて存在する死海
テレビなどで見て誰もが思うのであろう。
「人間が海に浮くのは、どんな感覚で、どんな気分なんだろう。」
海はそんなに好きではないが、それをやりにいった。
海が嫌いというわけではないが
よく大学生等が海で大人数でハイテンションなパーティーピーポーが苦手なだけで。
1人で砂浜でしっとりと、カニと戯れて遊んでた方がよっぽど楽しい。
宿の日本人旅行者と共に死海へ。
ただのレジャー感覚かと思うかもしれないが
実際入るとなると、少し怖い。
なぜなら、文字通り 「死の海」
普通の海とは違う。
簡単に言うと、目に入ったらヤバイやつである。
普通の海の塩分濃度・・・3% [ しょっぱい ]
死海の塩分濃度・・・30%
[ 魚生息出来ない ] [ 10分以上入ると危険 ] [ 目に入ると失明の危険 ]
傷口があると、死ぬほどしみるとか。
僕の内太ももには、旅の疲れか何か知らないが、蕁麻疹が出来ていて
もしかして治るんじゃないか、という僅かな期待と、90%悪化する覚悟で死海へ来ている。
海へ入るまで、ゴツゴツした塩岩が痛い。
いざ、死海の中へ!
本当に浮いた!!!
浅いところで脚が異様にピンと伸びているのが僕である。
お尻の穴に入ると痛いので、しっかり締めておかなければならない。
フワフワとした感覚で、簡単に浮く。むしろ沈む方が難しい。
1分入ると、もう全身がヒリヒリして痛い。
3分ほどすると、あ、そろそろヤバイなと思う。
海から出ると、皮膚がヌメヌメして溶けているのがよくわかる。
実は、死海は、地表で最も低い場所
死海の海抜はマイナス418m
地表で最も低い場所ということは、貯まっている水が流れる場所が無い。
つまり、永久に海水が蒸発し続け、塩分濃度が上昇していくわけである。
死海に浮かぶ気分は
一瞬の感動と、肌に滲みる塩分濃度30%の恐怖と、傷口の不安である。
エルサレムの街から死海へ行って戻ってくると、1日が大体終わってしまうから
あとは猫と戯れるだけである。
それにしても、犬はイスラム教では嫌われているが
(所説あるが、狂犬病など衛生上の理由を元に不浄の動物として扱われているため。
黒い犬は悪魔と呼ばれるほど。と言っても排除されているらしく野良犬もほとんど見ないが。)
対して、ネコは万国共通で愛される動物だな~
旅中のなんでもない時間、最高
そういえば、死海に入ってから蕁麻疹の調子がいい。
次回
「イスラエル景 Sunrise/Sunset/Night」
コメント