モロッコ最後の街、穏やかな港町のエッサウィラ。
猫とカモメと戯れながら、美味しい魚を食べる毎日。
あまりの居心地の良さに何もない、この街に1週間以上してしまった。
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大西洋に沈む夕陽がとても、美しい。
モロッコ最後の街となるが、こんなにも新しい街を訪れるたびに
驚きと楽しみを与えてくれる国はそうそう無いと感じている。モロッコ大好き。
ここエッサウィラは港町。
たくさんのカモメが絶えず空を飛び回っていて、それを眺めてボーッとするのが日課。
夕陽や朝陽のときは、カモメがシルエットとなり、その黒い物体が優雅に羽ばたいてる姿を
見ていると心が安らぐのである。
朝は、宿の屋上から朝陽を眺めてから、朝の清々しい街を散歩する。
屋上では、自分だけでなくブロンド美女も早起きしていてヨガをやっている。
毎日、毎日、カモメを撮る。
一体、カモメを撮って何になるんだろう。と思いながら、撮る。
猫を眺めていると、自分を見ているようだった。
適当に散歩して、疲れたらボーッと休んで、漁港に来て
魚の匂いを嗅ぎ潮風に吹かれながら、捕れた魚を眺めて。
まるで猫のような自由気ままな生活をして1日が終わる。
なぜこんな、贅沢なほど低落した生活をしているかというと
ここモロッコから、次は東アフリカのケニアに飛び、そっからアフリカ縦断の旅が始まるから
物思いにふけりまくっているのである。
初っ端の街が、世界三大極悪都市と呼ばれる「ナイロビ」であり
それはそれは恐ろしい。ガイドブックにも
「殺人が頻繁に起きる街。決して大げさに言っているわけではない」と書いてあるのだ。
航空券の安い出発日の兼ね合いで、1週間ほど時間に余裕ができたのでここでダラダラとしている。
エッサウィラを出て他の街に行く選択肢もあったが、あまりに居心地がよくて
此処にいることにした。
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朝陽を眺めて、散歩して、夕陽を見て、毎日が過ぎていく。
刻一刻と、アフリカ縦断への旅のカウントダウンが進んでいく。
その選択をした自分を、歩いては景色を変えながら見つめ直す。
本当に、正しい選択だったのだろうか。
というよりは、覚悟は決まっていて、出来る限りの準備はしたかを自問する。
マラリア対策の情報集めだったり、セキュリティ面の再確認だったり。
他にやれることはないかを無理やり模索していた。
猫もカモメも僕も、自由。
モロッコに来てから、毎日のようにオレンジジュースを飲んでいる。
魚が、めちゃくちゃ美味い。
とある店では、玉ねぎの入ったソースをしっかりすくって入れてくれるその加減がちょうどよく気に入り
毎日通って店主と仲良くなり、いきつけになると、紅茶をただで入れてくれるようになった。
魚がうまいから、人間もカモメも猫も寄ってくるんだろうな。
本当モロッコは振り返ってみると驚くことばかりだ。
オレンジジュースはうまいわ、雪景色も見れたわ、田舎の緑の景色も鮮やかだし
青の街シャウエンもサハラ砂漠も感動したし、港町の魚はとても美味しいし。
今までで一番楽しい国なのかもしれない。
いや、イランかなあ。ネパール、スリランカ、ミャンマーあたりも楽しかった印象が濃いなあ。
ある日本人から伝承した、たこ焼き屋。
さて、充分のんびりしたことだし、行くか。
アフリカ縦断へ。
旅は、急激に濃密となっていく。
毎日、必死だった。
次回
『 恐怖の世界三大悪都市ナイロビに到着。
~ ケニアからアフリカ大陸南下 ~ 』
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