東南アジアを終え、中東イランで盗難に遭い
ブルガリアで新しいカメラを手に入れた。
失うものあれば、得るものあり。
事件を通して様々なことに気づかされたのである。
そして新地、東欧巡りの旅が始まる。
(前記事:旅と僕と、ブルガリアに届いた新一眼レフ ~ 旅第二章のはじまり ~ )
東欧マケドニアは世界遺産オフリド湖
自然文化遺産として世界遺産に登録されている、透明度の高い清らかな湖とオフリド市街
ほのかにクリスマスの雰囲気が街に漂い、冬の匂いがする。
東欧、バルカン半島、ましてやマケドニアは全くイメージさえ湧かないほど未知な国だった。
オフリドは、癒しの湖
RPGゲームならば、ここの水を飲めば回復するであろう、清らかさ。
空気も美味しいし、旅の疲労が癒される爽快さに包まれている
そして、薄い霧が漂うと、幻想的な風景になる
オフリド湖は、透明度が非常に高い。
湖沿いの雰囲気も、落ち着いていて、住人の憩いの場所となっている。
本当に平穏で、癒される!
オフリド湖を見て、のんびりする以外に特にやることはないが、このまったりした感じは好きだ。
東南アジア、中東から来ると石畳が新鮮で少しテンションが上がる。
それだけで都会の気分だし、カツカツという足音が快音。
東欧は少し急ぎ足になるが、周れるだけまわろう。
できるだけ東欧のクリスマスマーケットを巡りたいし、
ドイツ・ベルリンでは世界的に有名な超巨大野外ライヴでの年越しがあるらしく、それに間に合いたい。
只今、バルカン半島北上中、良い響きだ。
マケドニアは、北海道より面積が小さく人口も少ない。
自然が悠々と広がっている。
西欧ほど街が発展しているわけでもなく、東洋のような喧騒さもない。
なんとなくだが、顔は西欧とロシアと中東の間という感じがする。
東欧人の顔である。
ブルガリアにて、ようやく手に入れた一眼レフの操作を確認しながら街を散歩する。
(イランで盗難にあったため)
やはり、写真は楽しいものである。
レンズが18mm-35mmだから、ポートレートはかなり近寄らないとだ。
コミュニケーションをとって堂々と撮るか、なるたけ自分の存在を溶かして自然に撮るか。
もう1本のレンズが、10-20mmの超広角。ズームレンズがほしい・・・。
が、これ以上はお金出せないから、ズームの分は足で稼がなければ。
夕暮れ、オフリドは幻想的に美しく染まる。
オフリド湖が、鮮やかなグラデーションに染まってゆく景色は必見。
空に彩られた美しく滑らかなグラデーションが、静寂で透明な湖に映し出される。
マケドニアにも、こんなに綺麗な景色があったんだ。
ゲストハウスを経営している家族がとても気さくで温かくて、アットホーム感にすごく癒された。
同じ場所に泊まっていた、台湾人のチャンとも打ち解けて仲良くなった。
なんと、 自転車で世界中を旅しているチャリダーである!
お互いの旅の話や、彼が日本文化を好きだということで写真をプレゼントすると凄く喜んでくれた。
チャンは、日本のアニメやドラマも驚くほど詳しい。
なぜかワンピースの旗持ってる!
そして、謎の展開に・・・
台湾人のチャンと、マケドニアで、ウィスキーを飲みながら
「半沢直樹」を徹夜で最後まで見た。(笑
なぜか彼が字幕付き動画を持っていて、僕もまだ見てなかったからちょうど良い。
世間で話題となっていた「倍返しだ!」の意味がようやくわかった(笑
1話のつもりが、ついつい・・・
チャン・マケドニア・ウィスキー・倍返しのコラボが新鮮すぎる
旅中は、日本での流行りや、ドラマ、音楽がすっぽりと抜けてしまうのである。
2日酔いでの移動。
沈没から一転、東欧は超特急の旅である。
1カ国、2,3日のペースで見たい景色だけ見て次へ進もう。
トルコやブルガリアでゆっくりしすぎて、少し時間が押し気味である。
東欧の国々は小さいから、テンポよくまわりやすい。
バス休憩のトイレで発見した人面のような便器。
なぜだろう。
トルコに入ったあたりから、
「旅」 という感覚から、「旅行」 という感覚に近づいてきている気がする。
東南アジアなどの混沌とした雰囲気でもない、中東のような目まぐるしい文化の違いもない。
快適さが、どこか不快に感じてしまっている自分がいる。
自分の感覚が変わってきたのだろうか。
それをなんとなく感じながらも、バルカン半島を北上、街をふらついては、また次の街を巡る。
長距離バスに乗って、東欧の秘境アルバニアへ。
東欧のアジア、東欧最貧国とも呼ばれる謎の国。たしかに、東南アジアの匂いがする。
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アルバニアのクリスマスマーケット 』
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