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白い街。
夕陽が沈む瞬間、陽が街をオレンジ色に染め、息を呑む景色。
そして、陽が隠れた途端に静寂に包まれる。
世界三大宗教の聖地が、一望できてしまうこの景色を見ている心情はなぜか複雑で
きっといずれかの宗教に属している人間ならばもっと複雑なのだろう。
うまく表現できないが、油の海のすぐそばに、火薬工場があるような危うさを勝手に感じるのである。
これだけの異なる人種が共存して、違う信仰を持つ人々がいて、なぜか微妙なバランスで保たれている。
ただ知らないだけかもしれない。内側では、差別とか火種がたくさんあるのかもしれない。
陽が暮れ、街灯が働きはじめると、白い街はとても眩しく、光輝く。
幻想的な夜景。
白い街だから、光がよく反射して一層美しく見える。
朝。若干の霧に包まれ、墓が一面に並ぶ景色は妙な気分である。
空気は澄んでいるが、清々しいとは思わない。
宿の屋上から眺めた朝陽
イスラエルに来たら行きたいと思っていた場所がある。
『 パレスチナ自治区 』
自分の目で見てみたい。ただ、それだけである。
同じ宿の旅行者と情報交換をすると
どうやら、パレスチナ自治区に着いてからタクシーをチャーターしてまわっていたらしいが
銃声を聞いて引き返したそうだ。
旅行者に対してではなく、恐らく何らかの反乱分子に対する威嚇射撃。
さすがに1人で行くのは怖いから仲間を募って向かうことにした。
2日に分けて、南のヘブロン、北のベツレヘムへ訪れる。
次回
『 パレスチナ自治区ヘブロン 本当の被害者 』
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