首都カンパラでの賄賂・バス故障・スリを乗り越え
ウガンダに来たら是非会ってみたいと思っていた民族「ピグミー族」の村へ向かう。
世界一小さい民族と呼ばれるピグミー族とはいかに。
前記事:国境での賄賂、バスの故障で深夜到着、 一眼スラれる。
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ウガンダの西、コンゴ民主共和国の近くにこのピグミー族の村がある。
ローカルバスの運転手にピグミー族に会いたいことを伝えると、
「ピグミー族は貧しい生活をしているから、こういうパンとか買ってくと喜ぶぞ」
と言われ、大きめのパンを買ってから向かった。
運転手が、ピグミー村への入口で降ろしてくれるのだが。
降りるとこの景色。この先にピグミー族がいるらしい。ウガンダの中でもド田舎の風景だな。
これ、ふつう複数人で来るやつかなあ。と思いつつ1人でそそくさと現地人に交じりながら歩く。
世界最小民族といわれるピグミー族とは、どんなに小さい人間なのだろうか。
事前に調べた情報で驚いたのは、ピグミー族は「戦時食」として、食べられていたという。
ピグミーの人肉食べると「不思議な力」が手に入るスタミナ食だという
不思議な信仰を持った人達がいたようだ。
内戦の続くコンゴで、政府軍兵士らに動物のように狩られ料理して、人間が人間を食べていたという。
しかも、それが「事実」だという確認もされている。
村に到着すると、まずは村長とご対面。
左が村長夫婦と子供。(村長の家で撮影)
まずは、入村料の交渉をしなければいけない。
行った人の話で聞けば10$~20$。ダンスを踊るのであればプラスで払わないといけないらしい。
若干の英語は喋れるらしく、まあ最初は多めに言われるのだが
買ってきたパンが功を奏して?15$とパンで入村+撮影許可をもらった。
まあそんなに旅行者来る場所じゃないから、来たときにできる限りお金が欲しいのは当然であろう。
あとは、自由である。
ピグミー族は、本当に小さかった!
自分が165cmで、肩ぐらいしか身長がない。
なぜ、こんなに小さいのか。
ピグミー族は狩猟民族で 熱帯雨林の密林で狩りをするため
独自の進化によって背が伸びなくなったと言われている。
だが、実際に見てみると半分ぐらいの大人たちは、そんなに小さくない。
子供たちも見る限りいたって普通の身長であり(途中で止まるらしいが。)
最近は多民族との交流もありピグミー族も減少しているらしい。
この村には、ぱっと見たところ30、40人ほどいるぐらいだろうか。
川魚を煮込んで料理をしていた。本当に家もなにもかも原始的な生活である。
この村の生計の1つとして、大麻を村のすぐそばに育ててお金にしている。
でべそのように下腹部が膨れているのは、栄養失調といわれる。
やはり、子供はどこの国でも可愛いものである。
彼らは写真を撮られるのが大好き。
みんな決めポーズがあるらしい。
このお婆ちゃんは撮影後、お金請求されたけど、悪くないポーズ。
日本の写真をプレゼントすると、興味深々。
大体これで仲良くなれるし、物をしつこく売られることも少なくなる。
話は少しずれるが、例えばあるマサイ族の村では旅人の間では、「観光民族」と呼ばれる。
観光客を喜ばせる民族的生活を演じ、とにかく物売りがしつこく、がっかりする旅行者が多いと聞いた。
ほとんど、子供たちと遊んで終わった。(笑
旅行者を楽しませようとしてくれていたのかもしれないが。
とにかくウガンダで一番楽しみにしていたピグミー族を
自分の目で見て、触れ合うことが出来て良かった!
やっぱりアフリカの旅は今までより段違いに濃いなあ。
1日1日が本当に濃厚で、日々新しい環境に精一杯である。
アフリカの最南端に立ったとき一体、どんな気持ちになるのか楽しみだ。
次回
『100日間で約80万人が殺害された
ルワンダ虐殺の地に訪れた理由』
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